恋人に求めすぎてしまう人のチェックリスト|恋愛依存度と自立度がわかるセルフバランス診断
恋人との関係が深くなるほど、
「また連絡頻度のことでモヤモヤしてしまった」
「会う回数や言葉の温度に、つい期待しすぎてしまう」
そんな自分に気づいて、あとから自己嫌悪になることはありませんか。
一方で、
「むしろ自分は冷たいのでは」「あまり求められないほうかも」
と感じている人もいるかもしれません。
このページは、どちら側の人にとっても
「自分は今、恋人にどれくらい頼っているのか」
「どれくらい自分の足で立てているのか」
を落ち着いて見直すための“恋愛バランス診断ノート”です。
恋人に求めすぎてしまう自分を責めるためではなく、
今の自分の「依存度」と「自立度」のバランスを知り、
これから少しだけラクに付き合っていくヒントをまとめました。
この記事で分かること
- 恋人に「求めすぎてしまう」と感じる場面に隠れた本音と、その背景にある恋愛心理
- 恋愛の依存度と自立度を整理する“バランスモデル”と、自分で確認できるチェックリスト
- 依存度×自立度で分かる4つの恋愛タイプと、それぞれにありがちなパターン・注意点
- タイプ別にできる、恋人に求めすぎないための具体的な見直しステップとコミュニケーション例
- 「重い」「冷たい」と言われたときの受け止め方と、関係を立て直すための考え方

「また求めすぎちゃったかな…」って反省しつつも、どう距離を取ればいいか分からなくて、同じことをくり返してしまう時期ってありますよね。

相手にいっぱい頼りたい気持ちと、自分でちゃんとしなきゃって気持ちのあいだで、ぐるぐるしちゃうんだよね!

恋人に多くを求めてしまうのは、それだけ相手との関係を大切に思っておる証でもあるのじゃ。
ただ、その“度合い”が自分を苦しめ始めたときこそ、いったん自分のバランスを見直してみる良いタイミングなのじゃよ。
「恋人に求めすぎているかも」と感じる瞬間とは?
「また気にしすぎかな」「こんなに求めるのは重いのかも」
そう思いながらも、心のどこかでモヤモヤが消えない瞬間は、多くの人が経験しています。
ここではまず、どんな場面で「求めすぎかも」という感覚が生まれやすいのかを整理しながら、
その裏側にある本音や、「普通の期待」との境界が分かりにくい理由を見ていきます。
こんなときに「求めすぎかも」と感じやすい
恋人との関係が深くなるほど、次のようなシーンで自分の反応にハッとすることが増えていきます。
LINEの返信速度や内容に過敏になるとき
- いつもより返信が遅いだけで、落ち着かなくなる
- 文面がそっけなく感じられて、「何か怒らせた?」と一気に不安になる
- 既読がつかない数十分のあいだに、何度もトーク画面を開いてしまう
予定や時間の優先順位を、恋人に強く求めてしまうとき
- 「その日は友だちより私を優先してほしい」と思ってしまう
- 会える回数が減ると、「もう前ほど好きじゃないのかな」と不安になる
- 自分の予定は調整してでも会おうとする一方で、相手にも同じレベルを求めてしまう
「自分だけ我慢している気がする」と感じて爆発してしまうとき
- 連絡頻度や会う頻度で不満を溜め込み、「どうせ私ばっかり…」と一気に噴き出す
- 「普通のカップルならこれくらいしてくれるでしょ」と、頭の中の“理想像”と比べてしまう
- 本当はさみしいのに、それを素直に言えず、怒りとしてぶつけてしまう
その瞬間の自分を振り返って、あとから
「ちょっと求めすぎたかも…」「重かったかな…」
と自己嫌悪になるパターンは、とてもよくあるプロセスです。

本当は「もっと安心したいだけなのに」って気持ちがうまく言えなくて、“求めすぎ”に見えてしまうことも多いんですよね。
“求めすぎサイン”の裏にある本音
「求めすぎてしまう」とき、心の奥にはたいてい共通した本音があります。
それは、とてもシンプルに言えば、
- もっと大事にされている実感がほしい
- 不安を落ち着かせて、安心して相手を信じたい
という、誰にとっても自然で健全なニーズです。
ただ、この「安心したい」「大事にされたい」という気持ちが強くなりすぎると、
- 相手の行動ひとつひとつで、愛情を測ろうとしてしまう
- 自分の不安や寂しさを、「全部恋人の反応で埋めたい」と感じやすくなる
といった形で表に出てきます。
その結果として、
- LINEの頻度
- 会う回数
- 言葉の温度やスキンシップの量
など「目に見えるもの」に、必要以上にこだわってしまい、
「もっとこうしてほしい」「どうして分かってくれないの」と、
恋人に対する“要求”のようなかたちに変換されていくのです。
ここで大切なのは、
- 求める気持ちそのものが「悪い」のではない
- ただ、“どこまでを恋人に任せているか”のバランスによって、苦しさの度合いが変わってくる
という視点です。

求めすぎているのか・普通の期待なのか区別がつきにくい理由
とはいえ、多くの人がつまずくのが、
「これは求めすぎなのか、それともごく普通の期待なのか?」
という線引きです。
この境界が分かりにくいのには、いくつかの理由があります。
- SNSやドラマ・漫画の「理想カップル像」の影響
- いつもマメに連絡をくれる恋人像
- 記念日やサプライズを完璧にこなすパートナー像
こうした“盛られた恋愛像”をたくさん目にすることで、
自分の中の「恋人ならこれくらいしてくれるはず」という基準が、知らないうちに引き上げられてしまいます。
- 過去の恋愛経験からできた“普通のライン”が、人それぞれ違う
- 以前の恋人がとてもマメだった人は、それが“基準”になりやすい
- 逆に、ほとんど連絡をくれなかった相手と付き合っていた人は、期待すること自体にブレーキがかかりやすい
こうして、「自分にとっての普通」と「相手にとっての普通」がズレたとき、
「求めすぎなのは自分?それとも相手が冷たい?」と混乱しやすくなります。
- 育ってきた家族関係が、“距離感の感覚”に影響している
- いつも家族同士で何でも話していた家庭なのか
- あまり感情表現をしない家庭だったのか
こうした背景も、「どこまで頼っていいのか」「どこからは自分で我慢するべきか」という感覚に影響します。
このように、「求めすぎかどうか」の線引きは、
個人の経験・価値観・環境によって大きく左右されるため、
自分ひとりの頭の中だけで判断しようとすると、どうしても行き詰まりやすいテーマです。
だからこそ、この記事全体では
- 自分の依存度・自立度のバランスをチェックする
- 依存度×自立度のタイプ別に「ちょうどいい求め方」を考える
という形で、少し客観的に自分の立ち位置を眺められる“地図”を用意していきます。
恋愛の「依存度」と「自立度」とは?バランスモデルを理解する

ここでは、“依存しすぎているかどうか”を考える前に、『依存』と『自立』そのものを整理しておきましょう。
「私って依存体質なのかな」「もっと自立しないとダメ?」
恋愛で悩んでいる人ほど、こうした言葉を自分に向けがちです。
ただ、心理学的に見ると
依存=悪、自立=善
という単純な二択ではありません。
このパートでは、この記事で使う
- 依存度(どれくらい相手に頼っているか)
- 自立度(どれくらい自分で自分を支えられているか)
という二つの軸を整理し、
後で使うチェックリストや四象限の「土台」となるイメージを作っていきます。
依存=「相手に頼ること」そのものではない
まず押さえておきたいのは、依存そのものは悪ではない ということです。
人は誰かと関わるとき、程度の差こそあれ、
- 相手の反応で安心する
- サポートや励ましに支えられる
- 一緒にいることで日常が豊かになる
といった意味で、自然に「依存し合って」います。
ここで問題になるのは、依存の“度合い” です。
依存度が高すぎる状態のイメージ
- 相手の機嫌ひとつで一日の気分が決まってしまう
- 相手から連絡がないと、何も手につかなくなる
- 「相手がいなかったら自分には何もない」と感じやすい
このように、
相手がいないと、自分の心の土台がほとんど保てない
という状態になると、「高依存でアンバランス」なゾーンに近づいていきます。
逆方向のアンバランス:「誰にも頼れない」依存の低さ
一方で、
- 悩みがあっても絶対に打ち明けない
- 「迷惑をかけたくない」が強すぎて、助けを求められない
- 弱みを見せるくらいなら、関係そのものを切ってしまう
といった状態も、別の意味で依存バランスが崩れている と言えます。
これは、表面的には「自立しているように見える」かもしれませんが、
実際には「誰にも頼れない不安定さ」を抱え込んでいるケースも多いです。
このように、依存とは
- 高すぎても苦しくなり
- 低すぎても孤立しやすい
という、調整が必要な感情の動き として捉えるのがポイントです。
自立=「一人で全部抱え込むこと」ではない
次に、「自立」について整理します。
自立という言葉を聞くと、
何でも一人でこなせること
誰にも頼らずに生きていけること
といったイメージを持ちやすいかもしれません。
けれど心理学的には、自立とは
- 自分の感情や行動の“ハンドル”を、自分でもある程度握れている状態
- そのうえで、必要なときには「人に頼る」「助けを求める」ことも選べる状態
を指します。
健全な自立のイメージ
- 落ち込んだときに、自分なりの回復方法をいくつか持っている
- 相手から連絡が来ない時間も、自分の時間としてそこそこ過ごせる
- 相手に頼ることも、自分で決めることも、どちらも選択肢として持てている
つまり、
「自分だけで全部やる」ことよりも、
「自分を支える“土台”をある程度、自分でも持てている」
という感覚に近いです。
「助けを求められない自立」は、むしろ危険信号
一方で、こうした状態は、自立が高いというより「孤立」に近い可能性があります。
- 弱みを見せるのが怖くて、甘えることができない
- 「しっかりしなきゃ」が強すぎて、休むことができない
- 本当は苦しいのに、「大丈夫」と言い続けてしまう
このような「頑張り続ける自立」は、
燃え尽きや突然の大爆発を招きやすいパターンです。
依存度×自立度で見る恋愛バランスのイメージ
ここまでの話を踏まえると、恋愛の「バランス」は
- 依存度(どれくらい相手に心を預けているか)
- 自立度(どれくらい自分でも自分を支えられているか)
という二つの軸でイメージしやすくなります。
ざっくり四つのゾーンに分けると、次のようなイメージです。
- 高依存 × 低自立タイプ
- 相手に強くしがみつきやすい
- 相手の反応に一喜一憂しやすく、感情が大きく揺れがち
- 「恋人に求めすぎてしまう」と感じやすいゾーン
- 高依存 × 高自立タイプ
- 相手を大切に思い、しっかり頼ることもできる
- 同時に、自分の仕事・趣味・人間関係も持っている
- バランスが良いと、「支え合うパートナーシップ」に近づきやすい
- 低依存 × 低自立タイプ
- 相手にも頼れず、自分一人でも支えきれず、心が不安定になりやすい
- 恋愛そのものを避けたくなったり、突然関係を切ってしまうことも
- 低依存 × 高自立タイプ
- 一人の時間を好み、相手に大きく振り回されることは少ない
- ただし、「頼る」「甘える」が苦手で、距離が縮まりにくいことも
※この四象限はあくまでイメージであり、
人は状況や相手によって行き来する“グラデーション”がある前提です。
このあと記事の後半では、
- チェックリストで自分の依存度・自立度を簡単に診断し
- さらに表で「タイプ別の特徴と、整え方」を整理する
という流れで、自分の恋愛バランスを見える化する パートへ進んでいきます。
チェックリスト|恋人への「依存度」セルフ診断

まずは、自分の“恋人への頼りぐあい”をざっくり見てみよう!
深刻に考えすぎず、ゲーム感覚でチェックしてみてね!
「求めすぎているのか、それとも普通の範囲なのか分からない」
そんなモヤモヤを少し客観的に見るために、このパートでは依存度セルフ診断を用意しました。
完璧な診断テストではありませんが、
今の自分のおおまかな立ち位置を知るには、十分役立ちます。
診断の受け方|当てはまるかどうかを直感でチェック
以下の項目について、「今の自分」にどれくらい当てはまるかを直感でチェックしてみてください。
- はい … 1点
- いいえ … 0点
で数え、最後に合計します。
深く考えすぎず、「どちらかと言えばこっちかな」で選んで大丈夫です。
すべてチェックし終えたら、「はい」と答えた数を数えてください。
スコア集計と3パターンのざっくり診断
点数が出たら、次の目安を参考にしてみてください。
A:依存度高めタイプ(13〜18点)
- 恋人の言動に、自分の気分や行動が強く左右されやすい
- 「頭では分かっているのに、感情がついてこない」状態になりがち
- 恋人を大切に思う気持ちが強い一方で、「自分の土台」が揺れやすいゾーン
このタイプは、後半の
- 「感情のセルフケア」
- 「恋人以外の支えを増やす」
といったパートがとくに重要になってきます。
B:バランスタイプ(7〜12点)
- 恋人に頼ることもあるが、自分の時間や他の人間関係もある程度保てている
- 状況次第で、依存度が一時的に高くなることも
- 「今のバランスは悪くないが、もう少し“自分の土台”を強くしておきたい」ゾーン
比較的バランスは取りやすい位置にいるので、
- Aタイプ寄りに振れたときの「調整の仕方」
- Cタイプ寄りに振れたときの「素直に頼る練習」
を意識できると、より安定しやすくなります。
C:自立度高め・距離広めタイプ(0〜6点)
- 恋人との関係に、そこまで強く振り回されることは少ない
- 一方で、「頼る」「弱さを見せる」が苦手な人も含まれやすいゾーン
- 表面的には落ち着いていても、内側で孤独を抱えているケースも
このタイプは、
- 「本当は甘えたいのに、うまくできない」
- 「距離を取りすぎて、関係が浅いまま終わりがち」
といった課題が出てくることもあります。
ここまでの診断は、あくまで
「今のあなたの立ち位置をざっくり知るための地図」
という位置づけです。
良い悪いではなく、「どの方向にバランスを調整したいか」を考える材料として使ってください。
自立度を測るミニチェック(追加の数問)
依存度だけでは、恋愛バランスは測りきれません。
そこで、自立度のミニチェックもあわせて行い、
次の章の「依存×自立表」に接続していきます。
以下の項目について、
- はい … 1点
- いいえ … 0点
でカウントし、合計点を出してください。
この「依存度スコア」×「自立度スコア」の組み合わせを使って、
次の章では
- 依存高め・自立ひかえめタイプ
- 依存高め・自立高めタイプ
- 依存ひかえめ・自立ひかえめタイプ
- 依存ひかえめ・自立高めタイプ
といった形で、あなたの恋愛バランスの特徴と整え方を表で整理していきます。
表で整理する|依存度×自立度の4タイプと恋愛パターン

ここでは、依存度と自立度を組み合わせた4タイプを表で整理し、自分の“現在地”を見える化してみましょう。
前の章でチェックした「依存度」と「自立度」の結果を、たんに点数で終わらせず、
恋愛パターンとしてイメージしやすくするために、ここでは4つのタイプに整理してみます。
ポイントは、次の2つです。
- 一生このタイプのまま、ということではなく
「今の自分はこのゾーンに寄っているな」という目安として使うこと - 良い・悪いのラベルではなく、
長所と課題の両方を把握するための地図として扱うこと
依存度×自立度のマトリクスで自分の“今の立ち位置”を見る
前章の診断で出した
- 依存度スコア(恋人への頼りぐあい)
- 自立度スコア(自分の土台の強さ・一人で立てる度合い)
この2つを縦軸・横軸に置くと、ざっくり次のようなイメージになります。
- 依存度が高い/低い
- 自立度が高い/低い
を組み合わせた4つの象限に、自分の今の傾向を置いてみるイメージです。
たとえば、
- 依存度が高くて自立度が低めなら、
「恋人にかなり心のウェイトを置きやすいゾーン」 - 依存度も自立度も高いなら、
「自分はしっかりしているけれど、恋人に対してはつい尽くしすぎるゾーン」
といった具合に、同じ「依存度が高め」でも、自立度との組み合わせで意味合いが変わってくるのがポイントです。
ここから先は、
「自分はどのタイプに一番近いかな?」
と、ゆるい感覚で読み進めてみてください。

4タイプの特徴とよくある恋愛パターン
下の表は、依存度×自立度から見た4タイプのイメージをまとめたものです。
| タイプ | 依存度 / 自立度 | よくある口ぐせ・考え方 | 恋愛パターンの特徴 | 意識したいポイント |
|---|---|---|---|---|
| A:ベッタリ安心求めタイプ | 依存度:高め / 自立度:低〜中 | 「全部わかってほしい」「常に繋がっていたい」 | 連絡頻度や会う回数に強くこだわりやすい。恋人の予定やペースを圧迫してしまい、相手が息苦しさを感じることも。 | 恋愛以外の時間(仕事・趣味・友人)を少しずつ増やし、自分の土台を太くする。安心感を恋人“だけ”に任せすぎない工夫を意識する。 |
| B:支え合いバランスタイプ | 依存度:中くらい / 自立度:中〜高 | 「頼り合えたらいいな」「お互いの時間も大事にしたい」 | 悩みを相談し合いながらも、それぞれの生活や目標も尊重できる。衝突しても話し合いで調整しやすい安定ゾーン。 | 今のバランスを維持するために、小さな違和感をため込まずに共有する習慣を続ける。忙しさでどちらか一方に負担が偏っていないか、ときどき点検する。 |
| C:自己犠牲お世話タイプ | 依存度:高め / 自立度:高め(対相手に過剰奉仕) | 「私が頑張れば大丈夫」「嫌われたくないから我慢しよう」 | 一見しっかりして見えるが、自分のニーズを後回しにして相手を優先しすぎる。尽くしすぎて疲弊し、ある日突然限界が来ることも。 | 無理なお願いにはNOと言う練習をする。自分の限界ライン(時間・体力・お金・心の余裕)を事前に把握し、「ここまでならできる」と自分に許可を出す。 |
| D:なんでも一人で頑張るタイプ | 依存度:低め / 自立度:高め | 「迷惑をかけたくない」「期待すると傷つくから距離を置こう」 | 悩みをあまり見せず、一人で抱え込みがち。相手から「何を考えているのか分からない」「距離を感じる」と言われやすい。 | 信頼できる相手にだけでよいので、少しずつ本音や弱さをシェアする練習をする。「頼る=迷惑」ではなく、「頼られることで関係が深まる」側面もあると意識してみる。 |

どのタイプも、長所と課題がセットなんだね!
自分の“クセ”が分かると、「じゃあどう調整しよう?」って考えやすくなるかも!
タイプは「ラベル」ではなく、自分の傾向を知るための“地図”
ここで整理した4タイプは、あくまで理解を助けるための地図です。
- Aだからダメ、Dだから正解、といった優劣をつけるためのラベルではないこと
- 人生の時期やパートナーとの関係、仕事の忙しさなどによって、
人は簡単に別のゾーンに動くこと
この2点を、ぜひ頭の片隅に置いておいてください。
また、恋愛は自分のタイプだけで決まるものでもありません。
たとえば、
- A(ベッタリ安心求め) × D(なんでも一人で頑張る)
→ 片方はもっとくっつきたい、片方は距離を取りたい、というすれ違いが起きやすい - C(自己犠牲お世話) × A(ベッタリ安心求め)
→ 一見相性が良さそうでも、時間がたつと「片方が燃え尽きる」構図になりやすい
といったように、組み合わせによるパターンも存在します。
ただし、どの組み合わせであっても、
- 自分のタイプの長所と課題を知る
- 相手の傾向も尊重しながら、境界線と距離感を調整していく
という姿勢があれば、関係性は少しずつ整えていくことができます。
このあと続く章では、
- タイプ別にどんな行動・考え方を見直すとバランスが整いやすいか
- 「求めすぎ」「頼れなさすぎ」をやわらげる実践ステップ
を、もう少し具体的に掘り下げていきます。
タイプ別アドバイス|恋人に求めすぎないための歩き方

どのタイプにも、“悪いところ”だけじゃなくて、その人なりの優しさや頑張りが隠れています。
そのうえで、少しだけ楽になる方向を探してみましょう。
前の章では、依存度×自立度の組み合わせから
A〜Dの4タイプの「いまの立ち位置」を見てきました。
ここではその結果を踏まえて、
- どこを少し調整すると楽になりやすいのか
- 具体的に、どんな行動から試すと良いのか
をタイプ別に整理していきます。
完璧なバランスを目指す必要はありません。
「これならできそう」という一歩を、一つだけ選んでみるイメージで読んでみてください。
A:ベッタリ安心求めタイプへのアドバイス
Aタイプは、
- 「全部わかってほしい」
- 「いつでも繋がっていたい」
という気持ちが強く、
恋人とのつながりで安心しようとする力がとても大きいタイプです。
その優しさと愛情の強さは、もちろん長所です。
ただ、安心を恋人だけに任せすぎると、
- 連絡頻度や返信時間に過敏になり、
- 不安が「確認」「詰め寄り」という形で出やすくなってしまう
という負担が生まれやすくなります。
ここから少し楽になるためのポイントは、次のようなものです。
1)連絡頻度・確認行動を「一段階だけ」減らしてみる
いきなり連絡を減らすのではなく、
- 連投LINEを、いったん1通にまとめる
- 「いま何してるの?」と聞きそうになったら、10分だけ深呼吸・別のことをしてみる
といった「ワンクッション」を挟むところから始めます。
2)不安を「要求」ではなく「気持ち」として伝える
同じ内容でも、
と、「相手を責める言い方」から「自分の感情を伝える言い方」へ少しずつシフトしていくと、
相手も防御モードに入りにくくなります。
3)恋愛以外の“安心の土台”を少しずつ増やす
- 前から気になっていた趣味を始めてみる
- 友人や家族との時間を、月に1回だけ増やしてみる
- 仕事・学びなど「自分側の目標」を一つ持ってみる
など、「安心できる場所」を恋人以外にも増やしていくと、
自然と「求めすぎ」が和らぎやすくなっていきます。
C:自己犠牲お世話タイプへのアドバイス
Cタイプは、
- 自立度が高くしっかりしているのに、
- 恋人に対しては「嫌われたくない」「負担をかけたくない」と感じやすく、
- つい尽くしすぎ・我慢しすぎになりやすいタイプ
です。
一見「求めすぎ」とは逆に見えますが、
内側では「これだけやっているのに分かってもらえない」という思いがたまりやすく、
ある日一気に爆発してしまうこともあります。
ここで鍵になるのは、「断る」と「お願いする」の練習です。
1)小さな「NO」を言う練習をする
いきなり大事な場面で断るのは難しいので、
- 疲れているときに「今日は電話を短めにしてもいい?」と提案してみる
- 行きたくない場所への誘いに「今回は遠慮してもいい?」と言ってみる
といった、小さな場面から始めてみます。
「断っても関係は壊れない」という体験を増やすことが、
自己犠牲のパターンから抜け出す第一歩になります。
2)「お願いする」ことを自分に許可する
Cタイプの人は、
- 「自分が頑張ればいい」
- 「相手に頼るのはわがまま」
と感じやすい傾向があります。
しかし、関係を長く続けるうえでは、
- 「今日は少し落ち込んでいて、話を聞いてもらえたらうれしい」
- 「今週は忙しいから、来週ならゆっくり会えそう」
など、自分の状態や希望をシンプルに伝えることが、むしろ信頼感を育てます。
3)自分の疲労サインをチェックしておく
- 眠りが浅くなる
- 仕事や勉強の集中力が落ちる
- 気づくと相手への不満を心の中で何度もくり返している
こうしたサインが出てきたら、「少し頑張りすぎているかも」と立ち止まる合図にしてみましょう。
D:なんでも一人で頑張るタイプへのアドバイス
Dタイプは、
- 自立度が高く、自分のことは自分で何とかしようとする力が強い一方で、
- 「期待して傷つくくらいなら、最初から頼らない」と感じやすいタイプ
です。
そのため、恋人からは
- 「もっと頼ってほしい」
- 「何を考えているのか分からない」
と受け取られてしまうこともあります。
ここでのテーマは、「少しずつ心の扉を開いてみる」ことです。
1)まずは“ポジティブな感情”から打ち明けてみる
いきなり深刻な悩みを話すのではなく、
- 「今日一緒にごはん食べられて、うれしかった」
- 「この前のメッセージ、実はすごく救われたんだ」
といった、小さくて温かい気持ちから言葉にしてみます。
それだけでも、相手にとっては「心を開いてくれた」と感じられる大きな一歩です。
2)恋人以外にも、本音を話せる相手を一人増やす
- 信頼している友人
- 仕事の相談ができる先輩
- 場合によっては、カウンセラーなど専門家
「自分の弱さを見せても大丈夫だった」という体験を重ねることで、
「頼る=危険」という心の前提が少しずつ書き換わっていきます。
3)“一人で頑張りすぎているサイン”に気づく
- 体調を崩しても誰にも言わない
- 辛い出来事を、誰にも話さず抱え込んでしまう
こうした状態が続くと、「自立」ではなく「孤立」になってしまいます。
「これ以上一人で抱えると苦しくなりそう」と感じたら、
ひと言だけでも誰かに打ち明けてみる選択肢を、自分に許可してみてください。
B:支え合いバランスタイプが意識しておきたいこと
Bタイプは、依存度も自立度もほどよく、
もともと「支え合いバランス」が取りやすいゾーンにいます。
一方で、
- 仕事の大きな変化
- 引っ越し・出産・介護などのライフイベント
- どちらか一方のメンタル不調
といった環境の変化があると、
バランスが崩れて「片方がAやC寄りになる」「片方だけD寄りになる」ことも珍しくありません。
そこでBタイプにとって大切なのは、
「いい関係を維持するための定期点検」です。
1)ときどき“お互いの負担”を確認する時間をとる
- 「最近、どっちかに無理が偏ってないかな?」
- 「もっとこうしてほしいこと、言いそびれていることない?」
といったテーマで、月に一度でも「関係の棚卸し」をするだけで、
大きな不満が爆発する前に微調整しやすくなります。
2)大きな環境変化の前後は、意識的にコミュニケーション量を増やす
転職・転居・家族の事情など、
ライフイベントが近づいているときには、
- その出来事についてどう感じているか
- 不安や期待を互いに共有できているか
を意識的に話し合っておくと、
「いつの間にか、どちらかだけが背負っていた」という状態を防ぎやすくなります。
3)「うまくいっているときほど、感謝を言葉にしておく」
- 「こうやって話し合えるのがうれしい」
- 「最近忙しいのに、時間を作ってくれてありがとう」
といった感謝を、状況が良いときこそ口にしておくことで、
変化が訪れたときにも「一緒に乗り越えよう」という土台が育ちやすくなります。
どのタイプであっても、
- 自分を責めるためではなく、
- 「少しだけ楽になる方向」を見つけるために
このアドバイスを使ってもらえたら十分です。
次の章では、こうしたタイプ別の視点をふまえつつ、
日常のコミュニケーションで「求めすぎ」「頼りなさすぎ」を和らげるコツを、具体的なシーン別に見ていきます。
恋人との距離を整えるコミュニケーション実例
恋人との「距離」や「バランス」が気になっているとき、
頭では「落ち着いて話そう」と分かっていても、いざ口を開くと
- 責めるような言い方になってしまう
- 逆に何も言えずに我慢してしまう
ということが起こりがちです。
ここでは、実際の会話をイメージしながら、
- Iメッセージ(自分を主語にして話す)
- 「要求」と「感情」を分けて伝える
といったポイントを押さえた、具体的な言い方の例を整理していきます。

伝え方をちょっと変えるだけで、同じ気持ちでも“ケンカの火種”から“話し合いのきっかけ”になるのが面白いところなんだよね!
「もっと連絡がほしい」を伝えるときの言い方
「連絡が少なくてさみしい」「もっとつながっていたい」と感じたとき、
つい相手を責めるような言い方になってしまうと、防御モードを強めてしまいます。
ここで意識したいのが、
- 相手を主語にする「あなたは〜」ではなく
- 自分を主語にする「私は〜と感じた」を使うこと
です。
NG例:責める・断定する言い方
- 「なんで連絡くれないの?」
- 「私のことどうでもいいんでしょ」
- 「社会人なら、このくらいの頻度で連絡するのが普通じゃない?」
こうした言い方は、相手に
- 「責められている」「評価されている」
と感じさせやすく、話し合いよりも「言い合い」に発展しやすくなります。
OK例:自分の感情を主語にした言い方(Iメッセージ)
- 「連絡がない時間が長いと、不安になってしまう自分がいるんだ。」
- 「仕事が忙しいのは分かっているんだけど、丸一日返事がないと、ちょっとさみしくなってしまうことがある。」
- 「もう少しだけ、近況を教えてもらえたら安心できそうだなって思っているよ。」
ポイントは、
- 「あなたが悪い」と言うのではなく、「私はこう感じている」と伝える
- 「もっと連絡してよ!」ではなく、「こうしてもらえると安心できる」という“提案形”にする
ことです。
会話イメージ
「最近、連絡が少なくてさ…」
「うん、ごめん。忙しくて」
「責めたいわけじゃなくてね。連絡がない時間が長いと、不安になってしまう自分がいて。
だから、忙しい日は『今日は遅くなりそう』って一言あるだけでも、だいぶ安心できると思うんだ。」
このくらい具体的に「何をしてもらえたら楽か」をセットで伝えると、
相手も行動に落とし込みやすくなります。
「一人の時間もほしい」と伝えるときの言い方
一方で、
- 会う頻度が多すぎて、自分の時間がなくなってきた
- 少し距離を取りたいけれど、「冷めた」と思われるのが怖い
という場面もあります。
このとき大事なのは、
- 「あなたといたくない」ではなく
- 「あなたは好きだけど、自分の時間も大事」という両方を伝えること
です。
NG例:突き放すように聞こえてしまう言い方
- 「ちょっと距離を置きたい」だけを突然伝える
- 「最近疲れてきたから、しばらく会うのやめよう」
- 「一人の時間がほしいから、連絡減らして」
これだけだと、相手は
- 「嫌われたのでは?」
- 「関係を終わらせたいのかも」
と不安になりやすくなってしまいます。
OK例:「好き」と「一人時間の必要性」をセットで伝える
- 「あなたと過ごす時間は好きなんだけど、最近ちょっと自分の時間が少なくて、すぐいっぱいいっぱいになってしまうことが増えてきててね。」
- 「もう少し自分のことを整える時間も取りたいから、会う頻度を少しだけ調整できたらうれしいなと思っているんだ。」
- 「距離を置きたい=嫌いになった、ではなくて、長くいい関係でいたいからこそ、一人の時間も大事にしたいって感じかな。」
会話イメージ
「最近、ちょっと疲れてない?」
「うん、正直ちょっといっぱいいっぱいかも…。あなたと会う時間はすごく大事なんだけど、自分のことを整える時間も少し増やしたくて。」
「だから、来月は会う回数を少し減らして、その分ちゃんと元気な状態で会えたらいいなって思ってるんだ。」
「距離を取る=関係を悪くする」ではなく、
「距離を調整する=関係を長く続けるための工夫」だと伝えられると、
相手も受け取りやすくなります。

“重い”“冷たい”と言われたときのリセット会話
関係の中で、
- 「ちょっと重いよ」と言われた
- 「最近冷たいよね」と指摘された
とき、反射的に
- 「そっちだって〇〇じゃん!」と責め返してしまう
- 逆に、傷ついて黙り込んでしまう
というパターンが起きやすくなります。
ここで大事なのは、
- まず相手の感じ方を聞く
- 「これからどうしたいか」を一緒に考える
という、リセット&再設計の会話に切り替えることです。
① 相手の気持ちを確認する一言
- 「そう感じさせていたなら、ごめんね。どんなところが重く(冷たく)感じたか、教えてもらってもいい?」
- 「そう思わせていたなら、気づけてよかった。具体的にどんな場面でそう感じた?」
ここで「自分が正しいかどうか」ではなく、
「相手がどう感じているか」を理解するモードに切り替えます。
② 自分の意図と本音を静かに伝える
- 「私は、不安が強いとつい連絡を増やしてしまうところがあって…。安心したくてやっていたけど、結果的に重くさせちゃったんだと思う。」
- 「疲れているときほど、一人の時間がほしくなってしまって。冷たくしたいわけじゃなかったんだ。」
「攻撃」ではなく、「自分のパターンの説明」として伝えるイメージです。
③ これからどうしたいかを一緒に考える
- 「これからは、どういう距離感ならお互いに楽だと思う?」
- 「連絡の頻度とか、会うペース、決め直してみない?」
- 「もしまた『重いかも』『冷たいかも』って感じたら、そのときは教えてほしいな。」
ここで、ルールを一緒に作る方向に話題を少しずつずらしていきます。
会話イメージ
「最近ちょっと重いかも…って思うときがあって」
「そう感じさせてたなら、ごめん。どんなところが特にそう感じた?」
「連絡が1日に何十件も来るときとかかな…。返さなきゃって焦っちゃう」
「そっか…。不安になると、つい連絡で埋めたくなるクセがあって。でも、あなたが負担に感じてたなら、少しやり方を変えたいな。
たとえば、連絡は1日に〇回くらいにするとか、会えない日の過ごし方も一緒に考えてみない?」
責め合いのキャッチボールから、
「どうしたらお互いにとってちょうどいいか」を探す共同作業に切り替えられると、
同じテーマでも関係の土台が少しずつ強くなっていきます。
この章で紹介したフレーズは、あくまで「たたき台」です。
そのまま使うのではなく、
- 自分の言葉に少しアレンジする
- 相手の性格や関係性に合わせて、柔らかさや具体性を調整する
ことで、より自然な「ふたりの会話」に近づいていきます。
次の章では、こうしたコミュニケーションを支えるための
よくある悩みや不安を、FAQ形式で整理していきます。
FAQ|恋人に求めすぎてしまうときのよくある悩みQ&A
恋人とのバランスに悩んでいるときほど、検索しても「自分のケースそのもの」の答えはなかなか見つからないものです。
ここでは、
- 「恋人に求めすぎているかも」と感じるとき
- 「逆に、求められなさすぎて物足りない」と感じるとき
によく出てくる質問を、Q&A形式で整理してみます。

“重いのかな…”“冷たいって思われてる?”って悩みは、どちら側にもよく起こる揺れなんですよね。
一度、整理して一緒に見ていきましょう。
Q1:彼(彼女)に「重い」と言われました。どう受け止めればいいですか?
「重い」と言われると、多くの人が
- 「自分の性格がダメなのかも」
- 「愛し方そのものが間違っていたのかな」
と、人格そのものを否定されたように感じてしまいます。
しかし、まず整理したいのは、
「重い」は“あなたという人間”ではなく、“今の関わり方”へのフィードバックであることが多い
という点です。
① いったん“停止ボタン”を押す
感情的に言い返したくなったり、泣きたくなったりしたときは、
- すぐに反論しない
- 長文LINEを送らない
ことがとても大切です。
「重い」と言われた直後は、こちらも相手も感情が高ぶっている状態なので、
- 「今その言葉はきついから、少し時間を置いてから話したい」
- 「今日は一度持ち帰らせてほしい」
と、“一時停止”を宣言するのも立派な選択肢です。
② どの行動が“重く感じられたのか”を具体的に聞く
落ち着いて話せるタイミングで、シンプルに確認してみます。
- 「『重い』って感じさせていたなら、ごめんね。どんなところが特に負担に感じたか、具体的に教えてもらってもいい?」
- 「連絡の回数?会う頻度?それとも話し方のどのあたりがきつかったかな?」
「あなたが重い」のではなく、
- 連絡頻度
- 会うペース
- 言い方・聞き方
など、具体的な“行動”レベルで一緒に整理していくイメージです。
③ 自分の“本音のニーズ”を言葉にする
多くの場合、「重さ」の奥には
- 「大事にされたい」
- 「不安をひとりで抱えきれない」
という、本来とても健全なニーズがあります。
- 「不安になると、つい連絡の回数が増えてしまうところがあって…。本当は、安心したくてしていた部分も大きいんだ。」
- 「無視されるのが怖くて、『どうして?』って強く聞きすぎていたかもしれない。」
と、“なぜそうなっていたのか”を説明できると、ふたりで調整しやすくなります。
④ 二人で“新しいルール”を作り直す
最後に、
- 「じゃあ、連絡はこれくらいならお互い楽かな?」
- 「忙しい日は『今日は返信遅くなる』って一言だけでももらえると安心できそう。」
など、今後の具体的なルールづくりに話を進めることが大切です。
「重い=ダメ」ではなく、
「今のバランスでは、どこかに負担が偏っていたのかもしれない」
と捉え直すことで、ふたりの関係を調整し直すきっかけに変えやすくなります。
Q2:連絡頻度や会う回数の“ちょうどいいバランス”はありますか?
「毎日連絡は“普通”?」「週1で会うのは“少ない”?」
こうした疑問は本当によく出てきますが、結論から言うと、
“ちょうどいいバランス”は、カップルごとに違う
というのが現実です。
ただし、話し合うときの目安として、次のような考え方は役に立ちます。
① 「一般論」より「二人の生活リズム」を基準にする
- 仕事・通学時間帯
- 通勤時間・残業の有無
- 休日が同じかどうか
など、現実の生活パターンをまず共有します。
そのうえで、
- 「仕事の日は1日1〜2往復くらい」
- 「休日はリアルに会う日と、連絡だけの日を分ける」
といった「二人版の平均値」を一緒に作っていきます。
② 「頻度」だけでなく、「内容」と「安心度」も見る
連絡が少なくても、
- 返信が来たときの内容が丁寧で
- 会ったときにしっかり向き合ってくれる
のであれば、不安が少ない人もいます。
逆に、連絡が多くても、
- 表面的なやり取りだけで
- 実際に会うと心がすれ違っている
と感じるケースもあります。
「回数」だけではなく、「やり取り全体でどれくらい安心できているか」も一緒に見てみましょう。
③ 擦り合わせのときに使える会話例
- 「私は、仕事の日は1日このくらい連絡があると安心できるんだけど、あなたはどう?」
- 「今の頻度でしんどいところがあれば、どのあたりか教えてほしい。」
- 「一回決めたら固定じゃなくて、しんどくなったらまた相談し直そう。」
“正解の頻度”を探すのではなく、
「今の私たちにとって、しばらく試してみたいペースはどれくらいか」
を、何度か対話を重ねながら更新していくイメージが現実的です。
Q3:恋人に頼りすぎて、友達や家族との関係がおろそかになっています
恋人の存在が大きくなると、
- 週末の予定が全部恋人優先になる
- 困ったときはまず恋人に相談してしまう
- 気づいたら友達との予定がほとんどない
という「恋愛一本足」の状態になりがちです。
一時的には幸せでも、長い目で見るとリスクもあります。
① 恋愛一本足の主なリスク
- もし別れたとき、支えが一気に失われてしまう
- 恋人にかかる“心の負担”が大きくなりすぎる
- 自分の世界が狭くなり、話題や感情の幅も減っていく
結果的に、関係そのものも重くなりやすいという悪循環が起こりやすくなります。
② 「恋愛+○○+○○」という“3本柱”を意識する
おすすめなのは、
- 恋人との関係
- 自分ひとりの時間・楽しみ
- 友人・家族・職場など、他のつながり
というように、最低3つの柱で自分の生活を支えるイメージを持つことです。
いきなり大きく増やさなくても、
- 月に1回は友達と会う予定を入れる
- 趣味の時間を週に1回だけ確保してみる
- 家族と短い電話をする日を決める
といった“小さな復活”から始められます。
③ 恋人にどう伝えるか
恋人との時間を少し減らす・分散させるときも、
- 「あなたとの時間が減ってしまうから我慢」ではなく
- 「長く良い関係でいたいから、自分の土台も整えたい」
という意図を添えて伝えると、受け取られ方が大きく変わります。
- 「最近、恋愛に偏りすぎている気がしていて…。友達や自分の時間も少し取り戻したいなと思っているんだ。」
- 「そのほうが、あなたに会うときも元気でいられそうだし、長くいい関係でいられる気がしていて。」
恋愛以外のつながりを増やすことは、
結果的に恋人にかかる負担を減らし、関係を守ることにもつながります。
Q4:逆に、自分が恋人に何も求められず“物足りなさ”を感じるときは?
ここまでは「求めすぎ」に焦点を当ててきましたが、逆に
- 「相手が私にあまり何も求めてこない」
- 「何でもひとりで完結してしまって、頼ってくれない」
という“物足りなさ”に悩む人も少なくありません。
① 相手が「依存しないように」と意識しすぎている可能性
- 過去に「重い」と言われた経験がある
- 仕事や家族の事情で、「頼ること=迷惑」と学習してきた
などの背景から、
「自分のことは自分で」「相手に負担をかけないように」
と、過度に自立を頑張りすぎているケースもあります。
その結果、
- 「困っていても相談してくれない」
- 「弱さや本音を見せてくれない」
という“距離の広さ”につながることもあります。
② 「物足りなさ」を責めずに伝える言い方
ここで大切なのは、
- 「もっと頼ってよ!」と一方的に責めるのではなく
- 「頼ってもらえないと、私はこう感じる」という形で伝えること
です。
- 「あなたが何でも一人で頑張ろうとするところ、すごいなと思う半面、少しさみしく感じるときもあるんだ。」
- 「もうちょっとだけ、困ったときやしんどいときに『聞いてほしい』って言ってもらえたら、私はうれしいな。」
自分の願いを“要求”ではなく“うれしいポイント”として伝えると、相手も受け取りやすくなります。
③ 相手のペースも尊重しながら、“小さな頼り方”から提案する
依存が苦手なタイプの人に対しては、
- いきなり深い相談をしてもらうのではなく
- 「今日こんなことがあってさ」のレベルから増やしていく
ような「小さな一歩」を提案してみるのも有効です。
- 「まずは、今日あったことを一つだけ教え合う時間とかどうかな?」
- 「困っていることがあったら、一つだけでも話してくれたらうれしい。」
相手の「自立したい気持ち」と、自分の「つながりたい気持ち」の両方を尊重しながら、
少しずつ折り合いを探していくイメージが現実的です。

“求めすぎてはいけない”と自分を縛るより、「お互いにとってラクな距離はどこか」を対話しながら探す視点が大切と言えそうです。
依存と自立のバランスは、一度決めたら終わりではなく、そのときどきの環境や心の状態に合わせて調整していける“動くバランス”として考えてみてください。
まとめ|“全部を恋人に”ではなく、自分の土台を育てていく
恋人に「求めすぎているかも」と不安になったとき、多くの人は
自分を責めたり、「私は恋愛に向いていないのかもしれない」と落ち込んでしまいがちです。
ここでは、この記事全体で整理してきたポイントを振り返りながら、
最後に「これからどんなふうに歩いていけばいいのか」を一緒に整えてみましょう。
今日のポイントのおさらい
まずは、ここまでの内容をコンパクトに振り返ります。
1. 「恋人に求めすぎてしまう」瞬間にある本音
- LINEの返信、会う頻度、言葉の温度などに過敏になってしまうとき
- 心の奥には、「大事にされたい」「不安を一人で抱えきれない」といった、ごく自然で健全なニーズがある
- 「求めすぎ」は、決して“わがまま”や“性格の欠陥”ではなく、安心を求める心のサインでもある
2. 恋愛の「依存度」と「自立度」のバランスモデル
- 依存=「相手に頼ること」そのものではなく、「相手なしでは立っていられない」状態に傾きすぎたときに苦しくなる
- 自立=「何でも一人で抱え込むこと」ではなく、自分の感情や生活の土台をある程度自分でも支えられる力
- 「高依存が悪・高自立が正義」ではなく、頼り合いと自分の足場の両方をどう整えるかがポイント
3. チェックリスト診断と、依存度×自立度表で見た4タイプ
- セルフチェックで、自分の「恋人への頼りぐあい」を可視化
- 依存度×自立度の4タイプ(ベッタリ安心求めタイプ/支え合いバランスタイプ/自己犠牲お世話タイプ/なんでも一人で頑張るタイプ)で“今の立ち位置”を確認
- それぞれに長所と課題があり、「良い・悪い」のラベルではなく、自分の傾向を知るための地図として活用
4. タイプ別アドバイスとコミュニケーションの実例
- ベッタリ安心求めタイプ:連絡頻度を少しずつ緩める練習、不安を「要求」ではなく「気持ち」として伝える
- 自己犠牲お世話タイプ:NOと言う練習、自分の疲労サインに気づく工夫
- なんでも一人で頑張るタイプ:小さな感情から打ち明ける、恋人以外にも弱さを見せられる相手を増やす
- 支え合いバランスタイプ:環境変化のときにバランスが崩れやすいので、定期的な話し合いを
- 会話例を通して、「同じ内容でも伝え方を変えるだけで、ケンカの火種から“対話のきっかけ”に変えられる」ことを確認
5. FAQで扱った、よくある悩み
- 「重いと言われたとき、どう受け止めればいい?」
- 「連絡頻度や会う回数のちょうどいいバランスは?」
- 「恋人に頼りすぎて、他の人間関係がおろそかになっている」
- 「逆に、相手が自分に何も求めてこなくて物足りない」
こうした具体的な悩みは、どれも“依存度と自立度のバランス”という視点から整理し直すことで、
少しずつ「どう動けばいいか」が見えやすくなる、ということを確認してきました。
恋人だけでなく、「自分の土台」を増やすという発想
ここで改めて強調しておきたいのは、
依存そのものをゼロにする必要はない
ということです。
人は誰かに寄りかかり合って生きる存在なので、
- 恋人に安心を求める
- しんどいときに支えてもらう
- 一緒に喜び合う
といった「健全な依存」は、むしろ関係を深めるために大切な要素です。
ただし、
- しんどさ
- 不安
- 退屈
- 自尊心の低さ
といった人生の重さのすべてを、恋人一人の肩に乗せてしまうと、どうしてもバランスが崩れてしまいます。
そこで、この記事の最後に提案したいのが、
「恋人に全部を背負わせる」のではなく、
「自分の土台(支えや安心の源)を少しずつ増やしていく」
という発想です。
たとえば、こんな“土台の複線化”が考えられます。
- 仕事や学び:
自分なりに達成感や成長を感じられるテーマを持つ - 趣味・創作:
一人でも没頭できる楽しみを持つ(読書・音楽・創作・運動など) - 友人・家族・コミュニティ:
恋愛以外の「話を聞いてくれる人」「一緒に笑える人」を少しずつ増やす - 自分自身との関係:
感情を書き出す習慣や、心身をケアするルーティンを持つ
これらが育っていくほど、
- 不安なときに「恋人だけ」にしがみつかなくても済む
- 恋人との時間を“プラスアルファの喜び”として味わいやすくなる
- お互いに「自分の人生を持ったうえで支え合う」感覚に近づいていく
という変化が、少しずつ起こっていきます。
結果として、
「恋人に求めすぎないように我慢する」のではなく、
「恋人以外にも安心の源があるからこそ、自然と求めすぎなくなる」
という方向に、バランスが変わっていきます。
ことのは所長のラボノート

恋人に多くを求めてしまうとき、人はしばしば
「自分の人生を、誰とどう支え合いたいのか」という
大きな問いの前に立っておるものじゃ。
依存を完全に消し去る必要はない。
じゃが、恋人だけにすべてを預けてしまうと、
自分の足場が細くなり、風が吹いたときに大きく揺れてしまうのじゃよ。
恋人に向けた期待と同じくらい、
自分の土台を育てていこうとするとき、
関係は“どちらかが支える”場から、
“お互いに寄りかかれる場所”へと
少しずつ姿を変えていくのかもしれぬのう。


