好きなのに距離を置くのはなぜ?無意識の回避サインと向き合い方(恋愛心理)
好きなのに、なぜか距離を取りたくなる。
返信を遅らせたり、会う約束が近づくほど気が重くなったり、急に冷めたふりをしてしまったり。
こうした反応は「性格が冷たい」「愛がない」と断定できるものではありません。
多くの場合、心が自分を守ろうとして出している“回避サイン”が、無意識に行動へ表れているだけです。
この記事では、距離を取ってしまう自分や、距離を取る相手を責めずに整理し、関係を壊さずに整える方法をまとめます。
この記事で分かること
- 無意識に距離を取ってしまう心理と、回避サインが出る典型パターン
- 「冷めた」「脈なし」と混同しやすい場面で、判断を誤らない見方
- 回避サインをチェック表で整理し、今すぐできる最小アクションを選ぶ方法
- 自分が回避側のときに、関係を壊さず距離を“整える”伝え方と手順
- 相手が回避っぽいときに、追い詰めずに確かめるコミュニケーション

好きなのに、近づくほど怖くなって…私がおかしいのかと不安です。

それ、性格って決めつける前に“起きる条件”を見てみるのがいいかも!

距離は悪ではない。
じゃが無意識のままでは、関係も自分も疲れるのう。
結論:距離を取るのは冷めた証拠とは限らない。見るべきは「タイミング」と「戻り方」
距離を取られると、多くの人はまず「もう気持ちがないのかもしれない」と考えます。
一方で、距離を取ってしまう側は「嫌いになったわけじゃないのに、近づくほど苦しくなる」と感じていることもあります。
ここで大事なのは、距離そのものを“証拠”にしないことです。
判断の軸にするなら、見るべきは「いつ距離が出るのか(タイミング)」と「距離を取ったあとにどう戻るのか(戻り方)」です。
回避は「自分を守る反応」として出ることがある(責めない前提)
無意識に距離を取る行動は、相手を傷つけたいから出るとは限りません。
むしろ、心が緊張や不安を下げようとして、反射的に“距離”を作っている場合があります。
たとえば、こんな場面で起きやすいです。
- 関係が一段進みそうなとき(告白、付き合う話、将来の話)
- 相手の好意がはっきりしてきたとき(期待が高まる瞬間)
- 自分が疲れているとき(仕事・睡眠不足・生活の乱れ)
- 失敗や拒絶が怖いとき(うまくやれない不安)
このとき起きているのは、「相手が嫌」ではなく「自分の内側がしんどい」ことが多い。
だからこそ、最初に必要なのは“犯人探し”ではなく、状況の切り分けです。

回避は感情の問題というより“緊張を下げる行動”として出ることがあります。
まずは起きる条件を特定しましょう。
脈なし/拒絶と混同しないための3点:頻度・説明の有無・戻ってくる動き
距離を取ること自体は、脈なしでも回避でも起きます。
違いが出やすいのは、距離の取り方の“質”です。
混同しやすい人は、次の3点で冷静に見てください。
1)頻度:一時的か、常態化しているか
- 回避寄り:特定のタイミングでだけ不安定になる(会う直前、関係の節目など)
- 脈なし寄り:全体として興味が薄く、距離が基本状態になっている
ここでのポイントは、「たまに」ではなく「いつも」に変わっていないかです。
距離が常態化しているなら、心理以前に関係の優先順位が下がっている可能性が上がります。
2)説明の有無:ゼロか、最低限の説明があるか
- 回避寄り:「最近忙しくて」「少し考える時間がほしい」など、短くても理由が出ることがある
- 脈なし寄り:説明を避け続ける、話題を切り上げる、理由をはぐらかす
完璧な説明は不要です。
ただ、相手を不安にさせることへの配慮があるかどうかが見えます。
3)戻ってくる動き:距離のあとに“関係を戻す努力”があるか
- 回避寄り:落ち着いたあとに連絡が増える/会う調整をする/埋め合わせをする
- 脈なし寄り:距離を取ったまま、関係を戻す行動がほぼない
回避傾向がある人は、距離を取っても「関係を終わらせたい」より「落ち着きたい」が目的のことがあります。
だから落ち着くと、どこかで戻そうとします。
戻り方が“ゼロ”なら、気持ちの問題というより関係の意思が薄いサインとして扱った方が安全です。
今日のゴール:近づくか離れるかではなく「安全に扱う」こと
この記事で目指すのは、「距離を取る人=悪」「追う人=正しい」といった判定ではありません。
また、無理に近づくことでも、無理に離れることでもありません。
ゴールはシンプルです。
- 距離を取る行動が出たときに、関係が壊れる方向へ転がさない
- 自分も相手も追い詰めない形で、次の一手を選べるようにする
距離を取る反応がある関係は、「扱い方」を決めるだけで急に安定することがあります。
次の章では、その“回避サイン”がなぜ出るのかを心理学的に短く整理し、責めずに理解できる土台を作っていきます。

まず整理:あなたの距離の取り方はどれ?恋愛の回避サイン3分類
恋愛で距離を取ってしまうとき、本人の中では「冷めたわけじゃない」「嫌いになったわけじゃない」のに、行動だけが離れてしまうことがあります。
このズレが続くと、相手は不安になり、こちらも罪悪感が増えて、関係がこじれやすくなります。
そこで先に、回避サインを“性格”ではなく“状態”として整理します。
自分がどのタイプに近いかが分かると、対策は精神論ではなく「整え方」に変わります。
A:疲労・余白不足型(体力/仕事/生活で関係運用の余裕が消える)
このタイプは、気持ちの問題というより「リソース不足」で距離が出ます。
恋愛の優先順位が下がったというより、単純に“回す力”が残っていない状態です。
よくある回避サインは次のようなものです。
このタイプの特徴は、距離を取ったあとに回復すると戻れることです。
ただし、放置すると「あなたの中で恋愛が重いもの」に変わりやすいので、対策は気合いではなく余白づくりになります。
例
「好きだけど今は余裕がない」=気持ちの問題ではなく、生活の設計の問題になっているケースです。
B:不安回避型(傷つく前に引く・期待が膨らむほど逃げる)
このタイプは、近づくほど不安が増えやすく、結果として距離を取って落ち着こうとします。
外から見ると「急に冷めた」「情緒が不安定」に見えがちですが、内側では“危険回避”が起きています。
よくある回避サインは次の通りです。
このタイプのポイントは、距離を取る目的が「終わらせる」ではなく、不安を下げることにある点です。
だから、無理に詰められるほど逃げたくなります。
対策は「もっと頑張って近づく」ではなく、安心を増やす合意(連絡・会う頻度・確認の言い方)に寄せる方が改善しやすいです。
C:境界線調整型(一人時間が必要・ペース配分が主課題)
このタイプは、恋愛が怖いというより「自分のペースが崩れる」のがつらいタイプです。
距離を取るのは拒絶ではなく、生活のバランス調整として起きます。
よくある回避サインは次のような形です。
このタイプは、相手が「距離=気持ちがない」と解釈すると揉めやすいです。
しかし、最初から境界線(ルール)を言語化できると、関係は安定します。
対策の方向性は、努力ではなく「設計」です。

回避は“直すべき欠点”というより、どの条件で出るかを知るべき反応です。タイプが分かると、対策は感情論から運用設計に変えられます。
次の章では、ここで整理した3分類をベースに、「回避サインが出ているときの具体的な見え方」と「相手に誤解されない整え方」を、表で一気に分かる形にします。
保存版:恋愛で出る回避サイン12(自分側・相手側の見え方+次の一手)

サイン(行動)/起きやすい場面/相手に見える印象/自分の内側で起きていること/次に取る最小アクション
| サイン(行動) | 起きやすい場面 | 相手に見える印象 | 自分の内側で起きていること | 次に取る最小アクション |
|---|---|---|---|---|
| 返信を遅らせる・既読放置 | 疲れている/忙しい/返す内容が重い | 無関心・後回し・冷めた | 返す余裕がない/失敗したくない/圧を感じて固まる | 「今日は余裕がなくて遅くなる。落ち着いたら返すね」と一言だけ先に送る |
| 会う直前に体調不良になる | 約束が近づく/泊まりや長時間の予定 | 会いたくない言い訳・拒否 | 緊張・負担の予期で体が先に反応(ストレス反応) | 予定を「短め」に変更提案(例:1時間だけ/カフェだけ)で負担を下げる |
| 将来の話を避ける | 同棲・結婚・将来像の話題 | 本気じゃない・逃げ腰 | まだ決められない不安/責任が重く感じる | 「今は結論より、今のペースを整えたい」と“段階”を伝える |
| 連絡頻度の話題を避ける | 相手が不満を言う/確認される | 向き合う気がない・雑 | 縛られる怖さ/ルール化が負担/責められている感覚 | “回数”で合意(例:毎日じゃなくて2日に1回)+「それなら続けられる」 |
| 相手の好意を否定的に受け取る(重い等) | 返信催促/予定確認/不安の吐露 | 冷たい・思いやりがない | 圧を危険として処理/自由が奪われる予感 | 「嫌いじゃない。今は圧を感じると固まる」と感情の翻訳を短く言う |
| けんか後に黙る・遮断する | 口論/言い方が強かった/涙が出た | 無視・拒絶・終わりの合図 | 頭が真っ白/過負荷で停止(冷却したい) | 「今は冷静じゃない。○時に再開したい」と休憩宣言+再開時刻をセット |
| いい雰囲気の直後に冷たくなる | デート後/親密になった後 | 駆け引き・急に冷めた | 近づいた反動で怖さが出る/自分を守るために距離を作る | 「楽しかった反面、近づくと急に不安になる」と“両方ある”を言語化する |
| 「忙しい」を理由に予定を決めない | 会う話題/次の約束 | 優先されていない・都合扱い | 予定が決まると圧/自由が減る感覚/先が読めないストレス | 「今週は難しいけど来週なら」など“代案を一つ”出して誠実さを見せる |
| 自分の弱みを見せない(頼れない) | 悩み・体調・お金・家族の話 | 心を開かない・壁がある | 弱み=迷惑と思う/評価が下がる怖さ | いきなり深く話さず「小さな事実+お願い一つ」から共有(例:今日は疲れてる、ゆっくりしたい) |
| 相手の要求を全部拒否に感じる | 要望や不満を言われる | 話が通じない・頑固 | “攻撃”として受け取りやすい/責められ感 | 要望を分解して復唱(例:「毎日は無理。でも週2ならできる」)で部分合意を作る |
| 罪悪感→さらに距離、のループ | 返信遅れ/ドタキャン後 | ますます冷めた・逃げた | 申し訳なさで会いづらい/謝るのが怖い | 謝罪は短く、次の一手を添える(例:「ごめん、明日10分だけ電話できる?」) |
| 別れ話を先に出して主導権を取ろうとする | 不安が強い/相手が近づく | 脅し・試し行為・本気の別れ | 傷つく前に自分で終わらせたい/安心の確保 | 「別れたいというより、今のペースが怖い」と“本音”に言い換えてから休憩を提案 |
使い方:全部当てはめず、当てはまる上位3つだけ見る
- 直近1か月で「出た回数が多いもの」を3つ選ぶ
- その3つだけ、右端の「最小アクション」を試す
- うまくいかない場合は、アクションを大きくするのではなく条件(頻度・時間・再開時刻)を調整する

12個ぜんぶ直そうとすると心が折れるよ!
上位3つだけで十分。変えるのは“性格”じゃなくて“次の一手”だよ!
なぜ起きる?回避が出やすい心理メカニズム
回避が出ると、つい「冷めたのかも」「気持ちが足りないのかも」と考えがちです。
でも実際は、気持ちの強さよりも、ストレスがかかったときの調整方法として起きることが多いです。
ここを理解すると、自己否定が下がり、対処が選びやすくなります。
親密さがストレスになると、人は「感情を下げる行動」を取りやすい
人は、近づくほど不安や負担が強くなると、無意識に「気持ちを下げて楽になる」方向へ動きやすくなります。
回避傾向の説明では、親密さのストレスを下げるための戦略として、ディアクティベーション(deactivating:気持ちを沈める)のような考え方が語られます。
難しく見えますが、やっていることはシンプルです。
「好きでいると苦しくなる」場面で、心が勝手にブレーキを踏むイメージです。
よくある形は、次のようなものです。
- 相手の欠点ばかり考えて、気持ちを冷ます
- 急に忙しくして、考える時間を減らす
- 返信や予定を遅らせて、近づきすぎないようにする
- 将来の話題を避けて、責任感の負荷を減らす
ここで大事なのは、これが「性格の悪さ」ではなく、心の負担を下げる動きとして起きやすい点です。
対処の方向性も、気合いで直すではなく「負担を下げる設計」に寄せると進みます。
- 会う時間を短くする
- 予定を詰めない
- 連絡の回数を合意する
- 話し合いは長引かせず、休憩を入れる
「自立したい」と「怖い」が同時に起きると、距離で調整しやすい
回避が出る人は、しばしば次の2つが同時に起きています。
- 自立したい(自分のペースを守りたい)
- 怖い(期待される、縛られる、傷つくかもしれない)
この2つがぶつかると、頭で整理するより先に、体が「距離を取る」という方法で調整しやすくなります。
距離は、逃げというより、いったん落ち着くための操作になっていることがあります。
このタイプのポイントは、距離そのものをゼロにすることではありません。
距離の取り方を、関係が壊れにくい形に変えるのが現実的です。
例えば、次のように「条件」に落とすと混乱が減ります。
- 一人時間が必要な日は、先に短く伝える
- 会う頻度は週◯回など、続けられる回数にする
- 連絡は「毎日」ではなく「2日に1回」などにする
- 不安が上がったら、休憩して再開時刻を決める
「近づくか、離れるか」ではなく、続けられる距離を決めるという考え方です。
沈黙・遮断は冷却のつもりでも、相手には拒絶に見えやすい
回避の中でも誤解が大きいのが、沈黙や遮断です。
本人は「落ち着くため」「これ以上悪化させないため」の冷却のつもりでも、相手には「拒絶」「もう終わり」に見えやすいからです。
この形は、いわゆる stonewalling(ストーンウォーリング:壁を作るように会話を止める) と説明されることがあります。
言い換えると、心がいっぱいになって、会話の回路が止まってしまう状態です。
ここで重要なのは、沈黙をやめることよりも、沈黙の前に「合図」を入れることです。
合図があるだけで、相手の不安が大きく減ります。
使いやすい合図は、次の2点セットです。
- いまは冷静じゃない(休憩が必要)
- いつ再開するか(目安の時刻)
例文(短く、角が立ちにくい)
この形にすると、「距離を取る」が関係破壊ではなく、関係維持の手段になります。
※ただし、暴言・脅し・支配がある場合は、コミュニケーション技術より先に安全確保が優先です。

回避は気持ちの有無より、ストレス時の調整手段として出ます。
手段なら変えられます。
回避を呼びやすいトリガー:距離が出る場面の共通点(時間・期待・同意)
回避が出る瞬間には、共通するきっかけがあることが多いです。
ここを先に把握しておくと、あとで後悔する距離の取り方が減ります。
ポイントは3つです。
- 時間:今の自分に余白があるか
- 期待:関係が前に進む圧が強くなっていないか
- 同意:二人の合意が曖昧なまま進んでいないか
回避は、気持ちの問題というより、これらが重なったときに「いったん負担を下げる反応」として出やすくなります。
期待が高まる場面(関係の定義、将来、頻度の話)
距離が出やすいのは、関係が進む話題が出たときです。
例えば、次のような場面です。
- 付き合うかどうか、関係の定義を迫られる
- 将来の話(結婚、同棲、子ども、住む場所)が一気に具体化する
- 会う頻度や連絡頻度を「標準化」される
- 相手の気持ちが強く見えて、自分が追いついていないと感じる
このときに起きやすいのは、気持ちがないのではなく、次の2つです。
整える一手(結論を先延ばしにするのではなく、手順を置く)
期待が高まる話題では、いきなり答えを出そうとしない方が安全です。
代わりに、次のように「次の行動」を先に置きます。
結論より、手順があると回避が出にくくなります。
自由が狭まる感覚(監視・詰問・即レス圧)
回避は、自由が奪われる感覚でも出やすくなります。
ここでいう自由は、わがままではなく「自分のペースの確保」です。
よくある引き金は次の通りです。
- 返信が遅い理由を詰められる
- どこで何をしているか確認が増える
- 即レスが当たり前の空気になる
- 予定が埋まっていく前提で誘われる
- 不機嫌や沈黙でコントロールされているように感じる
このタイプは、相手の言葉そのものより、圧の出し方に反応します。
圧が続くと、説明より先に距離で逃げたくなります。
整える一手(線引きを、否定ではなく条件で伝える)
自由が狭まる感覚が出たら、相手を否定せず「条件」にします。
監視や詰問に見える行動は、相手側の不安から起きている場合もあります。
だからこそ、責め合いではなく、安心のルールに置き換える方が戻りやすいです。
自分の失敗や弱さが露呈しそうな場面(相談、謝罪、依存への恐れ)
回避が強く出るのは、自分の弱さが見えそうなときです。
例えば、次のような場面です。
- 相談したいのに、頼るのが苦手で言えない
- 失敗を認める、謝る、説明する必要がある
- 相手の好意に応えられない罪悪感が出る
- 依存してしまいそうで怖くなる
- 好きが大きくなるほど、失う怖さが強くなる
この場面で距離が出る人は、相手が怖いというより、自分が崩れるのが怖いことがあります。
弱さを見せたら、評価が下がる。重いと思われる。見捨てられる。
そう感じるほど、先に遮断して主導権を取ろうとします。
整える一手(弱さの全開ではなく、開示の段階を作る)
いきなり全部言う必要はありません。
段階を作ると回避が減ります。
弱さを見せるのが苦手な人ほど、ルールがある方が安心して出せます。

地雷って直すより、先に見つけて避ける方が早いよ!
回避が出る場面が分かるだけで、関係は守りやすくなる!
自分が回避側のとき:関係を壊さず整える「4ステップ」(短い例文つき)

回避が出るときに一番まずいのは、黙って消えることです。
相手は「拒絶された」と受け取りやすく、信頼が削れます。
ここでの目的は、距離をなくすことではありません。
戻れる距離に整えて、関係を壊さずに安全に進めることです。
ステップ1:体の反応を先に言語化(例:今、緊張している)
回避が出る瞬間は、理屈より先に体が反応しています。
だから最初にやるのは、気持ちの説明ではなく「体の状態」を短く言うことです。
使える短い例文
ポイントは、相手を否定せず、自分の状態だけを言うことです。
これだけで、相手の「無視された」解釈が減ります。
ステップ2:タイムアウトを宣言し、再開条件をセット(例文)
回避がこじれるのは、距離を取ること自体より、戻る約束がないことです。
タイムアウトは「逃げ」ではなく、修復のための一時停止として宣言します。
使える例文(そのまま使える形)
再開条件のテンプレ(入れる順番)
- いまの状態
- 休憩の宣言
- 再開の時刻/方法
- 大事にしたい意図(任意)
3がないと、相手は不安で追いかけやすくなります。
ステップ3:近づく量を小さくする(10分だけ会う、週1だけ等)
回避側の人は「近づく=全部受け入れる」と感じやすいです。
そのまま頑張ると疲れて、反動で距離が出ます。
ここでやるのは、近づき方を小さく刻むことです。
小さくする例(現実的で続きやすい)
- 会う:いきなり長時間ではなく「10分だけ顔を見る」「駅まで一緒に歩く」
- 電話:30分ではなく「5分だけ」「1本だけ」
- 連絡:毎日をやめて「週3回」「寝る前に一言だけ」
- 深い話:結論を出す話をやめて「状況共有だけ」
使える例文
小さくすると、相手も「嫌われた」ではなく「調整中」と受け取りやすくなります。
ステップ4:境界線の合意(連絡頻度・一人時間・予定の決め方)
回避が続く関係は、境界線が曖昧なことが多いです。
合意するのは、気持ちではなく運用ルールです。
合意すると安定しやすい4項目
- 連絡頻度(毎日か、週何回か、急ぎのときはどうするか)
- 一人時間(週に何回、どの時間帯は確保したいか)
- 予定の決め方(何日前までに決める/当日誘いはOKか)
- ケンカ時の扱い(タイムアウトの長さ、再開の方法)
使える例文(角が立ちにくい)
境界線は壁ではなく、関係を続けるための設計です。

距離をゼロにしなくていいよ!
戻れる距離に整えるのが、いちばん現実的!
相手が回避っぽいとき:追いすぎずに確かめるコミュニケーション
相手が距離を取ると、不安で「確かめたくなる」のは自然です。
ただ、回避傾向が出ている相手に強く詰めるほど、相手はさらに守りに入りやすくなります。
ここでの目的は2つです。
1つは、追いすぎて関係を壊すのを止めること。
もう1つは、曖昧なまま放置せず、次の合意を小さく作ることです。
追うほど逃げやすい時の「言い方」:詰問より選択肢
回避っぽい相手は、「追われる=自由がなくなる」と感じやすい傾向があります。
そのため、Yes/Noで追い詰める質問より、選べる形が有効です。
逆効果になりやすい言い方(例)
これらは相手にとって「詰問」「監視」に見えやすく、逃げ道として沈黙が増えます。
追いすぎない言い方のコツ(選択肢にする)
そのまま使える例文
ポイントは、相手を追い込まずに「次の一手」を作ることです。
避けたい反応:責め・侮辱・自己防衛の連鎖(短く触れる)
距離が出ると、こちらも不安で強い言葉が出やすいです。
ただ、ここで攻撃が混ざると関係は一気に硬くなります。
特に避けたいのは、この連鎖です。
一度このループに入ると、回避側は「話せば傷つく」と感じ、沈黙が強化されます。
相手の回避を直す前に、まず会話が安全な形を作るのが優先です。
確認テンプレ:私はこう感じた/次どうする?を小さく提案(例文3つ)
回避っぽい相手に必要なのは、「正解を迫る質問」ではなく、
自分の感じ方を伝えた上で、次の選択を小さく提案することです。
テンプレの形
例文3つ(コピペ可)
この3つに共通するのは、相手に「逃げるか戦うか」ではなく、
戻れる道を提示している点です。
FAQ(Q1〜Q4)+まとめ
ここでは、検索でよく出る疑問に「断定」ではなく「判断軸+手順」で答えます。
読み終えたあとに、次の一手が1つ残る形で締めます。
FAQ(よくある質問:Q1〜Q4)
Q1|好きなのに距離を置きたくなるのは冷めたサイン?
結論として、冷めたサインとは限りません。
距離は「気持ちの有無」よりも、ストレスや余白不足への反応として出ることが多いです。
冷めた可能性が高いのは、次の3つが揃うときです。
逆に、好きでも距離が出やすいのは以下のパターンです。
ポイントは、距離が出た事実よりも、その後に戻り方があるかです。
Q2|回避サインが出たとき、最初にやるべき一手は?
最初の一手は、距離をゼロにしようとしないことです。
代わりに、次のどれか1つだけをやるのが現実的です。
- タイムアウトを宣言して「再開条件」をセットする
例:「今は緊張してる。30分休んで、21時に10分だけ話したい」 - 相手に見える“拒絶”を減らす合図を入れる
例:「嫌いになったわけじゃない。落ち着いたら連絡する」 - 近づく量を小さくする
例:「今日は長く会えないけど、10分だけ顔を見る」
回避は勢いで起きることが多いので、最初にやるべきは「説得」ではなく、
会話と関係を安全に保つ最小の枠を作ることです。
Q3|相手が回避っぽい。連絡頻度をどう決めればいい?
コツは、回数を「気持ち」で決めず、運用ルールに落とすことです。
おすすめは、次の3点セットです。
- 最低ライン(安心の下限)
- 例:1日1回は生存確認だけ / 既読だけでもOK
- 忙しい時の合図(例外ルール)
- 例:「今日は無理」だけ送る、返信は週末にまとめる
- 再開の目安(いつ戻すか)
- 例:3日続いたら短時間通話、次に会う日程だけ先に決める
相手が回避傾向だと、「頻度を上げる」より
合図を明確にして不安を増やさない設計の方がうまくいきます。
Q4|危険な状態(脅し・暴言・強い支配)があるときの優先順位は?
この場合は、心理や関係改善よりも安全が最優先です。
回避サインとして扱わず、次の順に考えてください。
脅し、暴言、監視、金銭のコントロール、行動制限がある場合、
「言い方を工夫すれば解決する」という領域を超えていることがあります。
あなたが悪いわけではありません。まず安全を確保してください。
まとめ|今日やることは1つ:表の上位1項目だけ「最小アクション」を試す
回避のサインを見つけると、全部直したくなります。
でも、一度に直そうとすると続きません。
今日やることは1つだけです。
- 回避サイン12の表から、上位1項目を選ぶ
- その行の「最小アクション」だけ試す
- うまくいけば継続、合わなければ次の1項目へ移る
「距離をなくす」ではなく、戻れる距離に整えるがゴールです。
ことのは所長のラボノート

距離は悪ではない。
だが無意識のまま放置すると、関係も心も摩耗する。
ゆえに、距離の使い方を誠実に整える必要があるのじゃ。

